想いをかたちに
これまでわたしたちが大切にしてきたこと。
それは、センターとつながるさまざまな人とのかかわりです。これまで当センターではたくさんの人たちの気持ちに寄り添い、その「想いをかたち」にしてきました。
大阪は福祉と人情のまち。各市町村社協のボランティアセンターでは、そのまちに住んでいるボランティアの皆さんが大切にしているたくさんのおせっかいな気持ちをうけとめ、一緒になって今日まで歩んでいます。
それはコロナ禍での生活になっても変わらない姿勢です。
「困っている人たちがいるとほっとけない。」
そんな地域に根ざしたボランティア・市民活動をわたしたちはこれからも応援します。
センターが目指すこと
当センターは、地域の福祉課題の解決に取り組むボランティア活動を支えるための事業を展開しています。市町村社協ボランティアセンターをはじめ、行政や中間支援団体と連携し、ボランティア団体の組織化や社協向け担当職員会議、ボランティアやコーディネーターを対象とした各種研修、広報・啓発や災害関連などの事業に取り組んでいます。「地域におけるボランティア活動の推進」に取り組み、これからも多くのボランティア関係者とともに協力しながら、大阪府内のボランティア・ネットワークの充実を目指します。
センターの利用案内
ボランティア相談
誰もが自由に当センター職員にご相談いただけます。
ボランティア活動や福祉活動等についての情報を提供したり、お住まいの市町村社会福祉協議会にあるボランティアセンターをご案内いたします。
主な相談内容
- 私にもできるボランティアがあるかしら?
- 会社の仲間と活動を開始する予定。みんな未経験者で何から始めたら良いかわからない。
- 私たちの活動に参加してくれる仲間を募っているのですが…。
- ボランティアグループの情報交換をしたいのだけれど。
- ボランティアについて詳しく知りたいのですが…。 など
開館時間・閉館時間
センター利用は、原則として午前9時から午後5時までとします。
センターの閉館は土曜日、日曜日、祝日、年末年始等とします。
センターの役割
- ①相談・情報提供
- ボランティアに関する相談に職員が応じます。ボランティアグループや活動団体などの情報や、図書・資料を収集し、提供します。大阪府内市町村ボランティアセンターの情報の他、「全国ボランティア・市民活動振興センター」や他府県センターの情報を収集・提供します。
- ②支援活動
- ボランティア保険の受付、各種助成金の紹介などを行います。
- ③研修・講座研修・講座
- ボランティア活動の交流会、研修会、シンポジウム、各種講座を開催します。
ボランティア体験プログラムを実施し、ボランティア活動への参加促進の取り組みを進めています。 - ④調査・研究
- ボランティアに関する調査・研究を行います。
各事業の推進に必要な調査・研究の内容に沿い、各種委員会を設置して検討します。 - ⑤広報・啓発
- 「ボランティアOSAKA」や「OSAKAボランティア手帳」などを発行します。
その他
センターの利用に関して故意または過失によって、利用設備を壊すこと、また、物品、資料等を紛失したときは、現品、または金銭をもって弁償していただきます。
センターのビジョン
ボランティア活動の「面的な広がり」と「質的な深まり」
当会におけるボランティア活動支援の取り組みは、昭和38年(1963年)11月の善意銀行開設に遡り、昭和50年(1975年)4月にセンターの前身となる社会奉仕活動センターの事業の頃から本格的に始まりました。昭和56年(1981年)2月には(現センターのある)社会福祉指導センターを竣工させ、同年4月からボランティアセンター業務を開始しました。
平成7年(1995年)1月には、阪神・淡路大震災への救援活動を全国の社会福祉協議会と協力して行い、平成8年(1996年)9月の全国ボランティアフェスティバルを大阪の地で開催したことを契機に、同年12月大阪府ボランティアセンターを新装開所しました(平成13年7月に現在の大阪府ボランティア・市民活動センターに名称を変更)。
ボランティアセンターは、社協の使命である「地域福祉の推進」にあたり、地域住民の身近な存在として、地縁型組織である「地区福祉委員会や民生委員」などと連携を深めながら、志縁型(テーマ型)のボランティア活動の地域住民の参加の窓口として各市町村社協に設置されています。地域に困りごとを解決するためには、「地縁型」と「志縁型」のボランティア両方の力が必要であり、それぞれの担い手が連携・協働することでその地域の大きな力となります。
これまで府のボランティアセンターでは、従来の福祉概念から生活を中心とした福祉の新たな分野への展開(面的な広がり)と小地域活動とボランティア活動の機能の重なりあい(質的な深まり)の必要性を示してきました。これからも大阪府内の皆さんとともに、日々地域福祉活動の推進に取り組んでいきます。
「大阪府ボランティアセンターの『総合化』に関する基本ビジョン―「面的広がり」と「質的深まり」―」
(平成13年1月発行)より
センターのあゆみ
- 年月
- ボランティアセンターの主な動き
- 昭和38年(1963年)11月
- 善意銀行の開設に伴い、ボランティア活動支援を開始
- 昭和50年(1976年)4月
- ボランティア活動支援の取り組みが本格化
- 昭和56年(1981年)4月
- ボランティアセンター業務を開始
- 昭和61年(1986年)4月
- 全国に先駆けて「ボランティア活動総合補償制度」を創設
- 平成4年(1992年)4月
- 「OSAKAボランティア手帳」を初発行
- 平成4年(1992年)11月
- 大阪ボランティアフェスティバルを万博記念公園で初開催(~平成13年)
- 平成6年(1994年)7月~9月
- ボランティア、社会人福祉活動体験事業の実施(現・夏の体験プログラム)
- 平成7年(1995年)1月
- 阪神・淡路大震災への救援活動
- 平成7年(1995年)3月
- 機関誌「ボランティアOSAKA(創刊号)」を発行
- 平成7年(1995年)4月
- 「ボランティア振興課」を設置
- 平成8年(1996年)7月
- 大阪府市町村ボランティア連絡会設立
- 平成8年(1996年)9月
- 第5回全国ボランティアフェスティバル大阪を開催(延べ8万人)
- 平成8年(1996年)12月
- 「大阪府ボランティアセンター」を新装開所(現指導センター3階に)
- 平成10年(1998年)4月
- 「介護等の体験」調整事業の初実施
- 平成11年(1999年)8月
- 大阪府ボランティアセンター運営委員会を組織化
- 平成13年(2001年)1月
- 「大阪府ボランティアセンターの『総合化』に関する基本ビジョン」作成
- 平成13年(2001年)7月
- 「大阪府ボランティア・市民活動センター」に名称変更
- 平成14年(2002年)4月
- センターの分室を「大阪NPOプラザ」に設置(~平成18年12月)
- 平成15年(2003年)9月
- 大阪府住民参加型在宅福祉サービス団体連絡会設立(~平成26年4月)
- 平成23年(2011年)3月
- 東日本大震災への救援活動
- 平成25年(2013年)2月
- 府内社協間災害VC運営支援者に関する協定書を締結
- 令和3年(2021年)7月
- 機関誌「ボランティアOSAKA(100号)」を発行