ふくしおおさか2025年4月号
5/12

 福祉の職場で働く人を紹介し、仕事や人の魅力を伝えます。 今回登場するのは、入職10年目の井上さん。やりがいや今後の抱負について聞きました。ズームアップズームアップZOOM UP!ZOOM UP!✿地域に寄り添う✿人の役に立ちたい✿自分らしさを生かして✿コミュニケーションを大切に祖父が民生委員だったため、幼い頃から福祉になじみがありました。高校生の時、〝人の役に立ちたい〝と福祉系の大学に進学。さまざまな分野に関わり、直接支援ができる仕事がしたいと社協を選びました。現在は、民生委員児童委員協議会、保護司会等の団体事務や貸付資金業務、買い物支援サービスなどの生活支援事業などを担当しています。民生委員さんと一緒に、数カ月も前から企画・準備し、大きなイベントをやり遂げた時に達成感を感じます。また、司会の声が聞きやすい、気遣いがいいと地域の方からほめてもらえることもすごくうれしいです。職員数が少なく大変なこともありますが、先輩職員に気軽に相談でき、フォローしあえる環境にも居心地の良さを感じています。大切にしていることは、ていねいなコミュニケーションをとること。さん」AQ5第702号 第702号 この広報紙の作成には共同募金配分金を活用させていただいていますこの広報紙の作成には共同募金配分金を活用させていただいています   困っている相談者にさらにストレスを与えないよう、傾聴や共感といった基本的なことに気をつけています。そして、嫌な感情が芽生えたら、なぜそうなってしまったのか、自分や相手のことを客観的にとらえ、次の支援に生かすようにしています。友人と出かける、旅行する、家族と過ごすことも大切な時間です。気づいたら10年たっていたと感じるほど、社協生活は充実しています。今後は、高齢化がさらに進むので、買い物支援をより充実させていきたいです。また、地域活動の担い手の確保の点からも、民生委員活動を広く地域に啓発したいと考えています。これからも、地域に寄り添い、誰もが住みやすい町を、住民のみなさんとともにつくっていきます。●活動しやすい環境づくりをわ●「和い意ご語な奈か香おくおく奥奥だだ田田vol.36地域で活躍する民生委員・児童委員(以下、民生委員)さんにスポットを当て、その方の思いを紹介します。今回は、お寺で働きながら、地区委員長としても活躍する奥田さんにインタビュー。活動で大切にしていること、今後の抱負について聞きました。高校・大学とジュニアリーダークラブに所属し、ボランティア活動に取り組みました。50才を過ぎ、「そろそろ地域デビューしたらどうか」という先輩の声かけが後押しとなり、生まれ育った摂津市で地域に根差した活動ができたらと引き受けました。支援を拒否するひとり暮らし高齢者のケースでは、個別ケア会議を開催。民生委員として、安否確認を兼ねて訪問し、関係性をつくりました。関係機関の働きかけもあり、ホームヘルプサービスにつなぐことができました。ご本人が亡くなられた時、大事にしていたペットを親戚にお願いすることができ、よかったと思っています。摂津市摂津市あつのりあつのりはじめて会う人に気を付けていることは?地域で活躍するNO.48  敦敦(民生委員・児童委員歴8年)(民生委員・児童委員歴8年)智智さんさん 摂津市では校区福祉委員会の活動に民生委員も協力しています。校区福祉委員会の友愛訪問で配布していた食品を、配布しやすい商品券に変更するよう提案するなど、活動工夫をしています。民児協の地区委員会での情報共有もLINEのグループラインを活用。みんなが仲良く活動できる環境をつくっています。欠員地区のカバーなど、大変なこともありますが、やりがいも感じています。支援が必要な人も、仲間の民生委員にも、「和顔愛語・先意承問」(笑顔で優しく接し、相手のことを思いやって行動すること)を大切にしています。今後も、誰もが地域で安心して暮らせるよう、〝つなぎ役“としてがんばっていきたいです。奥田さんの回答相手に不安感を与えないように、できれば、前任者と一緒に訪問する。●地域に根差した活動を●本人を尊重し、支援につなぐげん顔あい愛せん・先じょう承もん問地域をともにつくるうえ上社会福祉法人忠岡町社会福祉協議会わいの 和井さんVol.47 加治さんから質問質問数珠つなぎ笑顔咲かせる人

元のページ  ../index.html#5

このブックを見る