ふくしおおさか2025年4月号
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小お田だ秀ひで治はるさんに、話福祉の種別を超え、従事者自らが資質向上やスキルアップの研修などを企画・運営する、70年以上続く全国唯一の部会です。体験型のBCP研修を開催するなど、新たな試みにも挑戦しています。今回は、部会長のを伺いました。普段は(福)生いこま駒学がく園えん(児童養護施手職員から好評であった“リーダー養成教室”会長から手品のレクリエーション講師の依頼張しましたが、つらい思いを抱える親を認め、常にやさしく接することを心がけて支援にあたりました。ほかにも、母子世帯の緊急支援に必要だった紙おむつや粉ミルクを市内の保育園にSNSの連絡網で呼びかけ、園でも、保護者に募ることで、物資を支援することができました。おせっかい日本一の八尾へ!「今後も、スマイルサポーター同士や他種別との実践共有を通じて、スキルアップを図りたい。また、こども園という居場所があることを親子に感じてもらいたい」と語る村井園長。園では、手話や盲導犬に出会う機会をつくり、子どもたちに体が不自由な人が身近にいることを知ってもらえるような取り組みも進めています。子どもたちの発案で設置した盲導犬の募金箱。園でできることをすぐに実践し、地域のさまざまな機関とつながりながら、「おせっかい日本一」をめざします。樹きさんをはじめ、これまでの先輩たちがありました。それがきっかけとなり、平成28年には常任委員に任命されました。そこからは部会の研修企画等に携わり、副部会長を経て、令和6年度に第●あこがれを力に!「未だに部会長と呼ばれても、自分のことと思えない」と笑う小田部会長。その一言には、前部会長の二に上かみ英ひでへの尊敬とあこがれが溢れています。「このあこがれを力に変え、徐々に自分の色も出していきたい」と小田部会長は意気込みます。「利用者のためには、職員が楽しくいることが一番。そのためにできることを提供したい」と小田部会長。今後は種別を超えたつながりをより一層大切平成26年、若にし、ともに励まし合える仲間がいる場所、明日への活力が湧く部会を“従事者全員”でめざしていきます。“福祉”と“大阪”という共通点で紡いできた全国唯一の部会は、機関紙“かがり火”のように、これからも明かりを灯し続けていきます。つながることが大切スマイルサポーターの村むら井い昌まさ子こ園長は、DVで転居してきた母子世帯を支援しました。他市の社会貢献支援員から八尾市の社会貢献支援員につながり、村井園長はすぐに一緒に訪問。本人の希望は就労することでしたが、発達障がいの子どものケアや不登校など課題が山積していました。村井園長は、訪問時に、階段等の住宅の構造が子育て世帯にとって不便ではないかと感じました。また、保育園の入所申込は、発達障がいのサポートが受けられる枠への変更をアドバイスしました。すぐに、行政の重層事業の担当課、子育て支援課、社協、障がい福祉の事業所等で支援を協議しました。「多くの機関とつながることが大切。保育分野以外の制度を知ることができ、勉強になった」と村井園長は振り返ります。生活の場の機能と家庭支援園では、生活リズムの乱れや育児疲れから、登園できていない家庭に訪問するなどの支援にも取り組んでいます。介入のタイミングや方法の重要性を痛感しているからこそ、今回の事例も緊従事者部会従事者部会とは●従事者部会との出会い設)の主任児童指導員として働く小田部会長。学生時代から、「将来は指導員になることしか考えていなかった」と語る理由には、自身も施設で育った背景があります。卒業後は、別の仕事で経験を積みながら福祉の勉強に励み、志していた職に就きました。しもながともたこ下永田智子/社会福祉法人の地域貢献社会福祉法人の地域貢献頑張っています頑張っています施設通信小田秀治さん「かがり火」キャラクター『照子ちゃん』社会貢献支援員園長村井昌子さんさん活動の詳細はこちら\従事者部会HP今回は、大阪しあわせネットワークで推進する市区町村域でのネットワーク構築に関する実践として、(福)ふじ福祉会 認定こども園 こどものいえの取り組みを紹介します。21代部会長に就任しました。令和6年度に開催した体験型BCP研修にて、当時の部10施施設設従従事事者者のの明明日日のの活活力力にに

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