誰もが笑顔になる折り紙折り紙でつながる思い地域を笑顔にQ質問数珠つなぎVol.45 安本さんから質問50代で近隣付き合いがない人をどう支援する?A水野さんの回答民生委員がまずは関係性をつくり、少しずつ地域で見守れるようにします。●東大阪市折り紙ボランティアグループ「おりがみの会折鶴」ボランティアグループ「おりがみの折鶴」(以下、「折鶴」)は、1才半の 会 9さんは代表の中なか里さと見み順じ子こさん。配食サービ子どもから100才をこえる高齢者まで幅広い年齢層の方に季節の花やブローチ・動物など、さまざまな折り紙の作り方を教える活動をしています。市内の幼稚園・福祉施設等で折り紙教室や講座を開催するほか、町会の子ども会やクリスマス会といったイベントでも地域の方と一緒に作成しています。「折り紙は人を笑顔にする」と話すのゅんスで勤務していた時、外出できないがん患者さんに四季を感じてもらいたいと、折り紙の朝顔をプレゼントし、とても感謝されました。その時に折り紙は人を笑顔にすると確信し、みんなを笑顔にしたいという思いから「折鶴」を平成11年に発足しました。折り紙を通じた交流の中で、ささいなことでも意識して参加者をほめるようにしています。そして、完成した時のよろこびをみんなで分かちあうことを大切にしています。参加者からは、「分からない所をマンツーマンで教えてもらえてよかった」「1枚の紙からいろいろなものができることに挑戦しがいがあると感じた」といった声が届いています。メンバーには、保健所の実施する介護予防の健康プログラムへの参加がきっかけで活動をスタートした人もいます。「自身の健康のためにはじめたが、相手のよろこびや笑顔に出会えることがうれしい」とやりがいを話します。今後もつねに出会いに感謝し、自分自身の健康の維持と、笑顔の輪を広げていきたいとメンバーのみなさんは意気込みます。\ 「地域」を笑顔にするボランティア団体の活動に潜入!/みずみず水水みみきよきよさんさん 清清美美松原市 松原北地区松原市 松原北地区(民生委員歴32年)(民生委員歴32年)のの野野 地域で活躍する民生委員・児童委員(以下、民生委員)さんにスポットを当て、その方の思いを紹介します。 今回は、40代から30年以上、民生委員として活躍する水野さんにインタビュー。活動で大切にしていること、今後の抱負について聞きました。地域で活躍するNO.46文化のつどいで出店した作品文化のつどいで出店した作品大切にしていることは、連絡があったらすぐに動くこと。地域の人とも顔見知りになり、「何かあったら言ってね」といつも伝えています。高齢者世帯の近隣住民から、「ドアが定例会で教えあっています定例会で教えあっています開かないので気になる」という連絡が入りました。地域の相談員さんとすぐに訪問。何度も外から声をかけましたが、応答がなく、相談した結果、救急に連絡。階段から落ちて動けないでいた高齢者の命を救うことができました。●新しい風をいれたい市民児協の会計監査と地区の副委員長も担っています。今は、来年12月の一斉改選に向けて、後任者探しに奮闘しています。40代、50代で子育てが落ち着いてきた人に、民生委員として活動してほしい。多様な世代の考え方が活動を活発にすると考えています。また、ICTの活用やマニュアルの作成など、働きながらでも活動しやすい環境をつくっていきたいです。●みんな平等支援を必要とする地域住民も、一緒に活動する町会や民生委員同士もみんな平等です。同じ目線で支えあうことで、「共に生きる」地域をこれからもつくっていきたいです。ボランティアOSAKA●施設と地域をつなぐ民生委員社会福祉法人で、医療相談員として働いていました。また、父が民生委員だったこともあり、40代で民生委員になりました。施設として地域と関わっていたことと、家族や近所の人が育児をサポートしてくれる環境もあり、活動を負担に感じることはありませんでした。●困っているときは今羽ばたけ 笑顔の輪
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