令和6年9月21日に発生した能登豪雨災害では、石川県内各地で河川の氾濫や土砂崩れが相次ぎました。また、被災した方が入居中の仮設住宅や、社会福祉施設なども被害を受けました。輪島市災害ボランティアセンター(以下、災害VC)では、被災された方の声をひとりでも多くキャッチするため、見守りをかねた戸別訪問を社協職員や協力団体とともに行い、発災後の数日間で、300件以上のボランティアニーズが寄せられています。しかしながら、自宅から避難されている方も多く、支援が届かないケースもあるようです。被災された方への支援を考えるうえで支援者への支援も欠かせません。現地の社協職員や行政職員、社会福祉施設職員は2度にわたる災害により、身体的・精神的な疲労感が見られます。現地の職員は支援者ではありますが、被災者でもあります。今回の豪雨災害を受け、近畿ブロック内の社協では、石川県社協からの職員応援派遣要請により、10月18日から、他ブロックと連携しながら、災害VCへ支援に入っています。また、全国の社会福祉施設でも、石川県内社会福祉施設からの要請により、介護職員の派遣を行います。堺市社協・大阪府市町村社協連合会・府社協ではへの合同ボランティアバスを運行しました。現地では、地震により家財が散乱した家屋の整理や片付け、豪雨により室内に流入した泥の掻き出し作業などを行いました。豪雨災害発生から5日後の活動でしたが、すでに泥は乾きはじめていたため、作業は難航しました。その日の作業は床上の泥を清掃して終了となりましたが、住民の方からは、「(片付けは)一人ではできなかった。感謝してもしきれない」との声をいただきました。い」「積極的に発信をつづけてほしい」と輪島市社協の職員の方は言います。各種メディアで報道は行われていますが、時間とともに新しい話題にうつり、報道される回数は減っています。に、個人宅の写真などをSNSにアップしないようプライバシー保護への注意喚起を行っていますが、それらを配慮したうえでの街並みやボランティア活動のようすの発信はお願いしたいとのことです。係団体とともに、今後も息の長い被災地支援に取り組んでいきます。「世間からの関心が薄れるのが怖災害VCでは活動の事前説明の際府社協は、市町村社協、会員施設、関被災地の現状支援者への支援3者合同でのボランティアバス、9月26日から27日に輪島市息の長い支援を…令和6年1月1日の「令和6年能登半島地震」から半年以上が経ち、復興に向けてすすんでいた能登半島地域では、同年9月21日からの「能登豪雨災害」により甚大な水害が発生しました。今回は、輪島市での活動を報告するとともに、被災地の声をお届けします。8床上浸水のあった製菓店(輪島市)輪島市には1日に100人以上のボランティアが駆けつけていますが、まだまだ支援が必要な状況です。LINEまたはメール登録をしていただくと定期的にボランティア情報が届きます。(①)また、輪島市の被災者支援、災害ボランティア支援、被災者支援活動等を行うために、輪島市社協では支援金を募集しています。(②)みなさまの温かいご支援とご協力をお願いいたします。ボランティアOSAKA①石川県災害ボランティア情報はこちら②輪島市社協支援金サイトはこちら~能登豪雨災害~~能登豪雨災害~あなたのご支援を!!被災地の声
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