ふくしおおさか2024年11月号
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に、社協からアイデアを求められケーキ作りを提案しました。普段からお菓子やパンを作っている知識と経験を生かし、当日は参加者のサポート役に。そこからAさんは、自分の趣味が役に立つと感じ、積極的に関わるようになりました。また、毎回、手芸を一緒にしている参加者から「この時間が楽しい」と言われ、自分の参加が誰かのよろこびにつながっていることにAさんはやりがいを感じています。ほかにも、「外出が難しい」「美容院に思うように行けない」という当事者のために、サポーター登録している美容師さんも活動しています。今後は、当事者自身が主体となり活動をつくっていくことができるよう、当事者会の立ち上げを検討しており、現在は、プレ当事者会をスタートしています。「自分の知識と経験が誰かの役に立つのなら、今後も協力していきたい。孤立・孤独の状況は個々で違うので難しい面もあるが、誰もが自分らしくいられる居場所を持続的につづけていきたい」と山本さんは、今後の抱負を語ります。当事者、地域住民、専門職の力を結集してすすめる泉佐野市社協の今後の取り組みがさらに期待されます。生きやすい「社会」をつくる左から印具政弥さん、山本さん、朝熊祐子さん536,96315,39412,3454,4921,612令和2年度2131,3731,5343011,1521,49512,1082,7381501,05333,4852,9992,02258326,16820,6447,6765,2111,8042222,380令和5年度712 令和5年度のコロナ5類移行以降、活動が再開し、新たな活動(とくに、子ども食堂等の子どもに関わる活動)が多く実施された。134【出展:大阪府社会福祉協議会、地区福祉委員会および小地域ネットワーク活動実績調査、令和2年度~令和5年度】コロナ禍(令和3年度)から18,997令和3年度令和4年度地域でとりくむ居場所の“イマ”43,6693,8212,778約2.5倍

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