ふくしおおさか2023年11月号
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たな渡わべ部譲ゆるさんと中な西に枝えさんは「慣れない場所での避難にスト慮者の移送支援や施設での受け入れを担う体制が構築されました。な土砂災害警戒区域に居住する要配慮者に個別訪問を実施し、居住地をもとに災害時に臨時福祉避難所となる施設とマッチングをします。その後、施設と要配慮者間で個別に連絡、調整を行います。内に「警戒レベル3(高齢者等避難)」が発令され、事前にマッチングされた要配慮者5人が施設へ避難しました。説得の時間を要するなど、想定外のことが多かった」と八尾市健康福祉部の振り返ります。実際に要配慮者を受け入れた(福)虹のかけはしの佐さ分ぶレスを抱える方もいた。日頃から要配慮者との関係性を構築しておく必要を感じた」と平時からのつながり作りの重要性を話します。機会でした。施設連、行政、社協間での意見交換は、連携・支援体制の見直しなどの課題の共有や今後の具体的指針を見いだすことにもつながりました。協定締結によって、会員施設が要配行政と社協では自力での避難が困難令和5年6月2日の台風2号では市「要配慮者が家にいない、避難前に台風2号は協定を生かすはじめての真まき記さんは当時を佐さ知ち現在、要配慮者の支援は地域と連携し、土砂災害を中心に進めていますが、地震や川の氾濫など今後さまざまな災害が想定されます。「経験してもなお、想定外のことは起こり得る。行政と話しあいを重ね、今後の災害に備えたい」と話すのは、(福)高安福祉会の樋ひ口ぐちの事務局である社協の海か道ど志し保ほさんは「行政と施設連をつなぐのが社協の役割。連携の場づくりや活動の発信に一層尽力したい」と力を込めて話します。今回の取り組みをふまえ、施設連、行政、社協の3者間では情報共有の機会が増え、連携はますます深まっています。今後の八尾市全体の取り組みに期待が膨らみます。昌ま德のさん。施設連●八尾市社協八尾市社会福祉協議会社会福祉施設連絡会・会長荒井惠一(以下、施設連)では、避難の際に支援が必要な要配慮者の避難支援を想定し、机上訓練や意見交換会など災害に備えた取り組みに力を入れてきました。行政においても、多機関連携の重要性から、平成27年に行政と施設連間で、大規模災害発生時に要配慮者を受け入れるために「災害時発生などにおける福祉避難所等の協力に関する協定」(以下、協定)を締結しました。 ずかしさ いうりさ 7災害に備えた平時の取り組みと台風2号における実践課題を今後の災害へ生かすますます連携を深めて次号に続く・・・左から海道 志保さん、樋口 昌德さん、佐分 佐知枝さん、中西 真記さん、渡部 譲さん施 設(高齢)施 設(事務局) 社 協(障がい)第695号 この広報紙の作成には共同募金配分金を活用させていただいています第695号 この広報紙の作成には共同募金配分金を活用させていただいています施 設(児童)❷要配慮者とのマッチング❸個別調整、関係性の構築❶個別訪問 避難支援が 必要かの判断❶個別訪問 避難支援が 必要かの判断施設連行 政要配慮者(避難対象者)地域貢献委員会社会福祉施設が種別を越えて連携し、地域福祉の向上に取り組むために結成される委員会で、定例会など定期的な情報共有を通じて連携を深めている。市町村社協が事務局を担う。施設連絡会と呼ぶ場合もある。~八尾市の災害時におけるの連携の仕組み~地域全体で支えあう包括的支

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