ふくしおおさか2023年11月号
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ぎら 住民から「スタジオ」の愛称で親しまれるこの教室は、平成27年5月、施設の1階にあるスペースを活用し開設しました。はじめは月間イベントとして開催していましたが、「費用がかかっても毎週教室を開いてほしい」という参加者の声に応え、法人の社会貢献事業として取り組みをスタート。スタジオは月~金にオープンし、ヨガやコグニサイズ(認知症予防運動プロコロナの状況下でも社会貢献事業としてワンコイン型の介護予防教室を継続。毎回大盛況の(福)聖徳会「健康スタジオまつばら」の取り組みを紹介します。グラム)、うた声コーラスなど、1時間のプログラムを毎週20ほど提供。事前登録した参加者は、毎回500円で利用できます。定員8~10人のプログラムを毎日4種類開催し、毎月のべ圭けい祐すけさん。450人が利用しています。コロナが蔓延しはじめた当初の2カ月間は休止せざるをえず、職員が登録者の100人に月2回電話をかけ、つながりを絶やさないようにしてきました。「利用できなくてさみしい」という声が多く寄せられ、感染対策を徹底しスタジオを再開。これまでスタジオから感染者が出ることはありませんでした。多彩なプログラムの講師は、地域住民や施設利用者の家族などにお願いしています。準備や片付けは参加者も積極的に関わります。スタジオで仲良くなった人たちが、一緒に食事に行くなど、人々が出会い、交流できる場にもなっています。「この実践を通して、真の意味で地域とつながったと実感している」と語るのは、在宅介護支援センター所長の杉す原は参加者とのなにげない会話から、普段の生活のようすや、家族・地域の話を聞くようにしています。家族の介護など深刻な状況になる前に、気軽にいつでも福祉の専門職に相談できるスタジオは、地域の相談拠点にもなっています。地域のニーズに応えるコロナに負けない居場所づくりスタジオは地域の相談拠点10頑張っています頑張っています大人のジャズダンス大人のジャズダンス講師の先生ときめポーズ♪講師の先生ときめポーズ♪施設通信社会福祉法人の地域貢献社会福祉法人の地域貢献老人施設部会ももももリフレッシュ!リフレッシュ!スタジオスタジオでで心心身体身体

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