岸和田城のすぐ近く、自然豊かな環境で子どもたちは季節を感じながら楽しい日々を過ごしている。令和5(2023)年春に完成した新しい円形園舎は、青空がきれいに見えるウッドデッキ園庭や、桜の庭の自然の風景を見渡せるホール、陶芸ができる設備、野菜を育てられる農園が備わっている。園舎の中は木の温かみが感じられる造りで統一。江戸時代から守られてきた松の木は、“子どもたちに生きる力の土台を身につけ羽ばたいていってほしい”という思いをつないで、園庭の中央からいつも子どもたちを見守っている。歴史ある五風会と新しい風10Profile社会福祉法人五風会 認定こども園 五ご風ふう会かい土つち金かね 新しん治じ 理事長・園長0歳児から5歳児を受け入れる認定こども園。理事長の曾そう祖そ父ふがつくった回遊式庭園と茶室を合わせもつ「五風荘」の一画に、地域と社会への恩返しのため、母子寮や保育園を運営し、昭和27(1952)年、社会福祉法人となる。令和5(2023)年春には、設計・監理 安藤忠雄建築研究所のもと、新しい園舎が完成した。直径30メートルの円形屋根と直径15メートルの吹き抜け。風が吹き、光があふれる空間。ここは、認定こども園 五風会。長い歴史に刻まれた思いと新園舎設立の軌跡をたどる。施設通信一本松がつなぐ思い
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