ふくしおおさか2023年7月号
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福祉と教育の連携強化地域に子どもをつなぐ以上ある世帯の申請率が高いという結果から、必要な人に支援や制度が届いていないという課題も明らかになりました。べる手段や気力が奪われてしまう人が多くいたという結果を表しています。気になる子をピックアップし、適切な支援につなげるスクリーニングの仕組みをスタート。まずは、能勢町でモデルを開始しました。すると諸費滞納のめなどの複雑なケースも大きく改善す今日、明日を生きることが必死で、調平成30年から、すべての子どもからるという効果があらわれました。翌年には国会で取りあげられたことをきっかけに全国に発信。令和4年には、デジタル庁での研究会の立ちあげ、モデル事業の実施につながっています。 そして、令和4年12月にはパナソニックコネクト株式会社とともに、これまで開発してきた「YヨOSS」の機能をクラウド上にシステム構築した「YヨOSSクラウドサービス(提供を開始しました。 大切なことは、すべての子どもを対象とし、スクリーニングするということ。乳児検診のように、すべての子どもを対象にすることで、児童相談所が対応している1~2%のケースを、予防的な支援も含めて30%に増やすことができると考えています。モデルに取り組んだ自治体では、現在も、学校の会議に社協のCSWが参加。子どもたちのケースを共有しています。参加したCSWが社会福祉施設のCSWと協力することで、不登校の子どもの進路や就職について地域と学校、福祉が役割分担をしながら、支援がすすんでいます。)」の33込んでいる。大阪公立大学からの相談から、YOSS クラウドサービスのコンセプトや取り組みに賛同し、サービスを立ち上げる。全国をカバーできる推進体制やこれまで培った教育現場への貢献を生かし、子どもたちを誰一人取り残さない持続可能な社会の実現に貢献している。第693号 この広報紙の作成には共同募金配分金を活用させていただいていますYOSS クラウドサービス学校の先生が学校のパソコンを使ってYOSS クラウドサービスへアクセスし、児童生徒の普段の状況をスクリーニングデータとして入力。入力したデータはクラウド上のセキュリティが確保されたデータベースに保管される。先生はスクリーニング入力が終了すると画面上の解析ボタンを押すことで、クラウド上のAI機能(※)がスクリーニングデータを解析し、チーム会議にあげるかどうか、支援レベルの結果を表示。※大阪公立大学で開発しクラウドサービスへ組み    スー   ース 84%が解決する、また、遅刻・早退、いじ

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