ふくしおおさか2023年4月号
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い頃、NICUで入院中、元気な現在の写真を提供してもらい、パネルを作成しました。(写真左)一般の来場者からは「感動した!」という声や、子どもがNICUに入院中の方からは「不安が和らいだ」という声が寄せられました。草野さんは、「にじいろみらい基金はNPOなどの法人格をもっていなくても申請でき、念願だった写真展を開催できた」とよろこんでいます。今後は、人と人とのコミュニケーションを大切にしながら、交流会の内容を充実させ、長くつづけることをめざしています。関西大学準登録団体WEVOでは、高齢者や子ども、障がい者へのボランティア活動を行っています。今年3月、基金を活用して地域の小学生を対象に、春祭りを開催。その手ごたえを生かし、子どもが楽しめる遊びや大学案内を行う大学冒険ツアーを開催しました。もともと、これまでの活動だけではなく、自分たちで新しい事業を企画し、実行したいと考えていたWEVOメンバー。子どもが将来の目標を見つけるきっかけになればと、大学生の自分たちだからできることを何度も話しあって企画しました。今後は、堺市北区社協と協働し、子ども食堂や大学、施設などの場所を借りて誰もが立ち寄ることのできる居場所づくりについて検討していきます。「ボランティアをして、『ありがとう』といわれる瞬間が好き」と、活動のやりがいを話してくれたのは、WEVOの らちま代表を務める七し野の由ゆ佳か梨りさん。また、メンバーの馬う屋や原は有ゆ里りさんは、「障がいがあっても、あいづちや伝え方を工夫することで一緒に遊びを楽しめることを実感。自分が成長できた」と、ボランティア活動の魅力を語ります。ほかにも、基金では福祉農園の運営や小学校への防災授業の実施、市町村社協主催のボランティア体験プログラムも支援しています。また、児童養護施設等の子どもを対象とした大学進学支援や、就職支援なども行っています。各地域で多様な取り組みが広がることで、誰もが暮らしやすい社会になるよう、これからも頑張る団体を幅広く応援していきます。●関西大学準登録団体WウEィVーOボ子どもたちに夢を頑張る団体を応援!第692号 この広報紙の作成には共同募金配分金を活用させていただいています応募団体募集中!児童福祉はこちら寄付で応援!ボランティアはこちらすてきな写真がズラリ基金について詳しくはこちら次の活動に向けて企画中!77

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