ふくしおおさか2023年4月号
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●キラリベビーサークル族の居場所をつくりたい」。このように話してくれたのは、2500g未満で生まれた子どもやその家族を支援するキラリベビーサークルで共同代表を務める草く野の可か南なさん。自身も950gで子どもを産んだ経験をもつお母さんです。(2019)年における2500g未満で生まれた子どもの割合は9・4%。その多くが十分に成長する前に生まれ、NICU(新生児集中治療室)での長期入院や退院後にも医療的ケアが必要になる場合があります。そのため、家族はさまざまな不安や悩みを抱えます。「小さく生まれた赤ちゃんのいる家厚生労働省の調査によると、令和元キラリベビーサークルでは、悩みをゆっくり話せるような交流会の実施や、母子健康手帳とあわせて使う小さく生まれた赤ちゃんを支援するサブブック導入の実現など、当事者に寄りそった取り組みをすすめてきました。「てのひらぐらいの大きさの赤ちゃんがこんなに大きくなること、早産児の存在を多くの人に知ってもらいたかった」と、草野さんは写真展に込めた思いを話します。基金からの助成金を活用し、世界早産児デーにあわせ、令和4(2022)年11月にドーンセンターで写真展と交流会を開催。ふらっと来た人も見てもらえるように展示の場所を工夫しました。子どもの写真はSNSで呼びかけ、 にじいろに輝くみらいを さ ィーボ6孤独を抱える家族の居場所に早産児を知ってほしい府社協では、未来を担う子どもたちやボランティア・福祉団体などの活動をサポートするために、さまざまな寄付者の思いをかたちにする〝にじいろみらい基金〟を運営しています。今回は、令和4(2022)年に基金から助成を受けたキラリベビーサークルと関西大学準登録団体WウEVOに話を聞きました。こんなにこんなに大きく育ったよ!大きく育ったよ!特集28人のご家族が協力。生まれて間もな世界早産児デーイベント(11月17日)の撮影会で

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