ふくしおおさか2023年新春号
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障がいを身近に学ぶ教育このまちがすきかつうくわ  ずりま        貝塚いぶき作業所は「生まれてきてよかったといえる人生とまちをもとめて」の理念のもと、さまざまな地域貢献に取り組んでいます。コロナ禍以前は、施設関係者が実行委員会を組織して実施する「いぶきまつり」を開催し、地域の多くのボランティアさんが参加していました。現在も歩道の清掃活動や、小学生を対象とした陶芸体験などは継続実施しています。平成25年からは障がい理解教育(福祉教育)にも力を入れ、隣接する2つの小学校の生徒を対象に「貝塚いぶき作業所見学会」を開催しています。見学会では、施設の一日のようすを紹介する動画を視聴し、利用者と一緒にタオル折り作業を体験します。子どもたちの感想文には「障がいがあっても、自分たちにできないことができるのですごい」という素直な感想も寄せられ、障がいを身近に考えられる機会となっています。見学会担当者の田た中な篤あ史しさんは「子どもたちなりに、多様な生き方にふれ、利用者のことを理解しようとしてくれています。利用者も子どもたちの感想が励みになり、新たな目標になっているようです」と話します。地域共生社会をすすめるうえで、社会福祉施設と地域に暮らす住民の関わりはさらに重要なものとなります。所長の児こ玉だ和か憲のさんは、利用者だけでなく地域にとっても、生まれてきてよかったといえるまちになるように、地域貢献を通じ、施設利用者や地域住民がお互いに共感し、違いを理解しあい、共に生きる関係性を育むことをめざしています。ことができない人が増えている」。4年5月、大阪府内の母子生活支援施設で初となるデイサービス型の産後ケア事業がスタート。事業を担当するルフレ八尾の河こ野の麻ま理りさん・菊き川か美み奈な子こさんに話を聞きました。赤ちゃんに対して、助産師などの専門スタッフが心身のケアや育児のサポートを行う事業で、主に病院で実施されています。最大7日間の利用を上限とし、申請式で受け付け食付)で、対応しています。「産後、実家に帰ってゆっくり過ごす八尾市からの相談をきっかけに、令和産後ケアは、出産後間もない母親と。10時から19時(昼食・夕事業をはじめた当初は、どうすれば母親のニーズに応えられるのか手探り状態でした。そこで助産師と相談しながら“本日のケアシート”を作成。・赤ちゃんを預かってもらいたい・ゆっくり睡眠や食事をとりたい・お世話の仕方を教わりたい・乳房ケアや沐浴をしてほしい・相談にのってほしいなど右のチェック項目をもとに、最初にヒアリングを行うようにしました。また、部屋で落ち着いて過ごしてもらうために、温かみのある空間になるように工夫しました。希望に応じたケアをすることで、不安を抱えていた母親も「リフレッシュできた。明日から育児が頑張れそう」と前向きに。再度、利用する方も多く、高評価と感謝のコメントが届いています。ケアの後も、利用上限の7日間を超えて支援が必要な場合は、市と共有して助産師による自宅訪問につなげるなど、“切れ目のない支援”を心がけています。不安やいろんな思いは、「それでいい」と誰かに言ってもらえるだけで、心が救われる母親がたくさんいる。必要とする母親に、もっと支援が届く世の中になってほしいと願います。母子施設部会施設通信大阪しあわせネットワークの詳細についてはこちら大阪しあわせネットワークでは、さまざまな地域貢献に力を入れています。今回は(福)いぶき福祉会 障がい福祉サービス事業所 貝塚いぶき作業所(貝塚市/成人施設部会)の実践を紹介します。頑張っています頑張っています小学生からの感想文に目を通す児玉所長(右)と田中さん(左)10社会福祉法人の地域貢献社会福祉法人の地域貢献産産前前・・産産後後切れ目のない支援を

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