ふくしおおさか2022年秋号
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●交野市社会福祉協議会交野市社会福祉協議会(以下、市社協)では、市内在住の小中学生を対象に“きみのしらないかたのザ★クイズラリー”を行いました。中学校区ごとに作成された地図を頼りに市内の福祉施設を回ってクイズに答え、クリアするごとに賞状と景品がプレゼントされます。クイズは施設職員が作成し、施設に関する問題が出題されます。職員とのふれあいがなくても、クイズを通して施設を知ることができるので、コロナ禍に対応した非接触型イベントといえます。きっかけは、CSW(コミュニティソーシャルワーカー)と関係機関が集まる会議での「外出機会が減っている子どもたちの夏休みの思い出になるイベントを!」という発案でした。賛同した社協と複数の福祉施設が連携し、約1年の準備期間を経て、今年の7月から約4か月間実施しました。「子どもたちに楽しんでもらいたい一心でした」と、市社協の𠮷よ田だ亜あ希き子こさん・米よね谷たに友と見みさんは振り返ります。市内の全小中学校に、チラシの配布を依頼するなどの地道な努力の結果が参加。「今まで知らなかった交野を知ることができた」「もう1回参加したい」という声が多数寄せられました。今回の取り組みは、市内複数の福祉施設から構成される交野市社会福祉施設地域貢献連絡会(以下、連絡会)の協力を得て実施されました。参加した施設も改めて、地域内での支え合いの重要性について考える良い機会となりました。の西に中な宏ひしさんと中な村む和か巳みさんは、「特別養護老人ホームなどの介護施設は子どもたちになじみがないため、知ってもらう良いきっかけになりました。クイズ作成では、言葉選びに苦戦しましたが、携わることができて良かったです」と話します。の?』と関心を抱く子どももいて、うれしかったです。自ら答えを探し、考え、50人以上イベントに協力した(福)豊ほ年ね福祉会他には、「『どんなことをしているる過程を通して、座学では得られない経験をしてもらえたかと思います」と(福)心し生せ会かの竹た之の中な裕ゆ子こさんは語ります。地域のイベントが次々と中止になる中、子どもたちにとって貴重な学びにもなりました。連絡会で幹事を務める(福)かたの福祉会の田た伏ぶ高た治はさんは、「子どもたちが汗を流しながら地図を握りしめて取り組む姿には心を打たれました。若い世代が福祉にふれる機会を作ることも、我々の使命だと思っています」と熱く語ります。いつの日かこのイベントを思い出し、福祉の扉を叩いてくれる日が来るかもしれません。 もしからずろかしうんかしるいいんけかう6発見!じもとの福祉夏休みの思い出を施設の協力を得て〝福祉〟を将来の選択肢に地域のひろばTwitterInstagramFacebook地域では、少子高齢化がすすみ、見守りなどの支援を必要とする人が増加する一方で、担い手不足の深刻化が予想されています。こうしたことから、「子どもたちに、楽しみながら福祉のことを知ってもらおう!」と、各市町村社協で未来の担い手確保の実践が広がっています。工夫を凝らし、取り組みを進めている2社協をご紹介します。市社協の米よね谷たに友とも見みさん(左)と𠮷よし田だ亜あ希き子こさん(右)交野市社協の情報はコチラから!地域での活動のようすなどがご覧いただけます。をを

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