ふくしおおさか2022年秋号
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直なお子こさんは考え、食堂の実施に至りまし9月9日(金)、江之子島コスモス苑は、法人初の取り組みとして地域住民を対象とした“こすもすまいる食堂“をオープンしました。提供するおにぎりは、子どもが好きなカレー風味や、高齢者や子どもに不足しがちな栄養を補うためにひじきを使うなど、職員皆さんの愛情が詰まっています。まだ残暑も厳しい中、当日は16時からの開催に学校帰りの子どもや親子連れ、高齢者など想定以上の33人が利用。「近所でこんなことをやっていただくと、ありがたいです」と、参加者から喜びの声を多数いただきました。江之子島コスモス苑は域カフェ(こすもすカフェ)を運営してきました。しかし、コロナ禍でカフェの運営は休止。新しい取り組みを模索していました。以前のカフェは高齢者の交流の場になっていましたが、これからは、日中働いている方も寄りやすい新しいコミュニティの場をつくりたいと主任の村むら山やまた。こすもすまいる食堂ではLINE公式アカウントを活用して、案内や事前申し込みを実施しています。施設周辺は、小さ、10年前から地な子どもがいる共働き世帯も多く、参加しやすい工夫がされています。また、アカウントの画面には~『人』と『人』のつながりを大切にしたいです~と掲載。食堂を通じて、職員同士や施設入所者のほか、地域住民がつながることを目標にしています。近隣のスーパーから食材提供を受けることができるなど横のつながりもできてきています。これからも、施設と住民、さまざまな機関や企業などとも、お互いに困りごとなどを自然に相談し合えるよう、地域に開かれた施設をめざします。濱はま崎ざき格ただすさん(し照ょ“う治じ福祉会・浦うら堂どう認定こり越えようとする人々のくらしに不安の影を落としています。絡会しフードバンクども園)に聞きました。市民間社会福祉施設連絡会に所属する高齢や保育、児童、障がいなどの各種別施設が横断して社会貢献事業を担い、地域で公益的な活動を推進。てなどの身近な福祉相談や出張療育相談を行っています。  ” “ ”と”“ “ ”“”の”“生活用品の高騰は、このコロナ禍を乗今回は高槻市民間社会福祉施設連あんしんねっとあゆむの取り組みについて、あんしんねっとあゆむ保育園・認定こども園では、子育冠かんり保む育園、は柱しら本もと保育園こども未来学舎、玉たま川がわ橋ばし保育園)の園舎を活動場所とし 濱崎さんは「もっと地域を支える社会福祉のセーフティネットの役割を果たしたい」と次の取り組みを模索していました。その時、コロナ禍でくら生活が苦しい学生への食料支援などに取り組むト高槻の活動に出会いました。フードバンクプロジェクト高槻は、高槻活動への強い思いと、あんしんねっとあゆむの地域に開かれた施設となり、福祉の垣根を低くしたいという思いが合致。これまでに3つの会員施設(大おおて提供。開催周知を行い、“くらしフードバンク”を開催しました。高齢者夫婦や子ども連れの家族などが訪れ、「コロナ禍で困っていたので本当に助かった」と、うれしい声をいただきました。「同じ地域に暮らす人々が、同じ目線でつながることが大切。大阪北部地震のとき、支援者も被災者なので支援が必要でした。地域と一緒に支え、時には支えられることも幸せなつながりだと思います」と濱崎さん。つながりをつくる地域の拠点として、今、保育園・認定こども園の取り組みが注目されています。フードバンクプロジェクくらし応援!食料支援~つながりが地域を創る~保育部会施設の新たな取り組みさまざまなつながりをめざして※ご予約はLINE公式アカウントからできます。毎月第2金曜日実施大阪しあわせネットワークでは、地域の居場所づくりなどの地域貢献事業を推進しています。今回は(福)亀望会 特別養護老人ホーム 江之子島コスモス苑(大阪市/老人施設部会)の実践を紹介します。施設通信頑張っています頑張っています10こすもすまいる食堂社会福祉法人の地域貢献社会福祉法人の地域貢献

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