ふくしおおさか2022年特別号
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利用方法1.呼ぶ市では、以前から住民同士が交流できる拠点作りや体操教室、子育てサロンなどを行う「咲っく南花台プロジェクト」を推進。そのうちの一つ、買い物後の送迎の中で、スーパーまで行くことが難しい高齢者の移動支援が必要だという課題があがった。そこではじまったのが「クルクル」だ。クルクルは、買い物   M    紀  8便利。運転手さんや添乗員さやボランティア当番の時によく使う。以前は、徒歩やバスを利用していた。家の前まで来てくれるのでんが重い荷物を運んでくれて助かるワ〜!  クルクルをもっと知って利用してほしいコノミヤでは、乗降ポイントにしている駐車場の一部や、店舗内の乗車券販売カウンターなどを無償で提供している。創業当初、火災にあった際にお客さんに助けられた経験から、地域住民に恩返しをしていくという思いで活動を行ってきた。クルことが難しいという住民の声を形にするため、「まずやってみよう」という姿勢でサポートをしている。ゆっくり走行するため、歩行者と運転手や乗客が声をかけ合うことができ、コミュニケーションツールにもなる。人と話す機会が増えると外出意欲も高まり、健康促進が期待できる。ヤマハは「感動創造企業」を理念として掲げており、製品を通じて持続可能なまちづくりへの貢献をめざして生みだし、活気があふれ、健康に過ごせるまちづくりを実現したい。  簡単3ステップ丸まる勢せ 和子さん(左)と曽そ我が部べ 敬子さん(右)みんなをつなぐ!住民と歩調を合わせてサポートを続けていく元気に暮らし続けるまちをめざす住民代表として市役所や社協、関係団体との調整役を担い、運行を担当するボランティアスタッフのシフトも調整。 料金の支払方法についても、運行チームと利用者の状況を会議で伝え、コノミヤでのチケット販売という形になった。 利用者からの「ありがとう」「助かったわ」という声が活動のやりがいに。スタッフも地域のために役に立ちたいという思いで、積極的に参加し、協力してくれる。乗車時は事故が起こらないようお互いに声かけをして、安全に気をつけている。活動を次の世代に引き継いでいきたい地域住民からの感謝の言葉が励みになる協力してクルクルを運行!地域住民市役所場所を提供!コノミヤ車両を担当!AHAYA電柱が乗車ポイント田口 慎一郎さんいる。クルクルで住民同士の交流を予約受付チーム兼クルクル利用者のヤマハ発動機株式会社クルクル代表の谷口 文雄さんのりたけなわ 孟縄クルについても、買い物に行く 家の近所の電柱から目的地まで乗客をのんびり運ぶ新しい移動サービスのこと。ゴルフカートをベースとした車体は開放的で、街中をゆっくりと時速20km未満で走行する。河内長野市横山 司さん株式会社コノミヤいも芋さん利用のようすはコチラ▼予約受付チームに電話などで連絡予約時に指定した番号がついた看板前で待機スタッフの誘導に従って乗車人口減少・少子高齢化が急速に進んでいる河内長野市では、住みやすいまちづくりを進めている。 その取り組みの一つに市や市社会福祉協議会、企業が協働し、地域住民を中心にして運営している南なん花か台だいモビリティ「クルクル」がある。今回は、「クルクル」の運営に携わる人々にインタビューした。クルクルとは2.待つ3.乗る未来のスマートシティへ

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