ふくしおおさか2022年4月号
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  ❷災害VCの運営に係る人員(ス❸災害VCの設置・運営に必要「生生協協××社社協協」災害協定を締結!!●常設化への期待協定の主な内容大規模災害を見据えた協働の輪 44月1日、大阪府社会福祉協議会に全国で7番目となる常設型の災害ボランティアセンターを設置しました。災害対応は発災してから行動するだけでなく、平時から準備しておくことが重要で、災害ボランティアセンターの常設化はかねてから大阪府に対して要望していたものです。このたび大阪府の補助を受けて実現に至りました。今回の常設化で専任職員が配置されるなど財政的な基盤が強化されたことにより、これまでの取り組みを安定的に継続できるようになります。平時から災害ボランティアセンターの看板を掲げることで、より多くの方に「社協の災害支援」を知ってもらい、その地域にある市町村社協の災害支援の「受援力」、「支援力」を高め、災害支援基盤を充実させることを進めていきます。いつか来る大規模災害を想定し、少しでも被災者の役に立てるよう、平時から研修等で社協職員の災害対応力の向上に努めます。そして、社協とともに活動してくれるボランティアや関係団体との連携体制を構築し、その支援の実効性を高めるため、協働の輪を広げていきます。2月1日、大阪府生活協同組合連合会と大阪府社会福祉協議会(以下、本会)との間に「災害時におけるボランティア活動支援に関する協定」が締結されました。コロナ下での災害支援の現場では、ボランティアの都道府県をまたいでの移動が制限され、地元を中心としたつながりや府域での災害支援団体とのネットワークの重要性が高まっています。今後、南海トラフ巨大地震など大規模災害の可能性が高まる中、大阪府が被災した場合、被災地域の多くの市町村社会福祉協議会(以下、社協)で災害ボランティアセンターが立ちあがることが想定されます。社協が被災者のさまざまな災害課題(=ニーズ)に幅広く応えるためには、社協とともに活動していただける団体とのつながりが大きなカギとなり、初動期の支援の動きにも影響します。今回の協定がきっかけで、河南ブロックの12市町村社協(東大阪市、八尾市、富田林市、河内長野市、松原市、柏原市、羽曳野市、藤井寺市、大阪狭山市、河南町、太子町、千早赤阪村)においても、協定が結ばれ、少しずつ「連携・協働」の輪が広がっています。本会では、災害時、少しでも多くの被災者に寄り添えることができるよう、多団体との連携を強め、平時からの災害支援体制の構築・充実をめざします。❶ボランティア活動への参加協力タッフ)の派遣な備品、資材及び機材などの提供、貸与、物資の調達への協力などボランティアコーディネート活動資材・物資・車両・道案内地域部門ボランティア部門民生委員部門在宅部門貸付部門権利擁護部門…総務広報・データ管理医療・救護ニーズ受付・収集アウトリーチ府内被災地外社協(運営支援者・応援職員)左から大阪府社協田中進常務理事、井手之上優会長、大阪府生活協同組合連合会タン・ミシェル会長理事、中村夏美専務理事自治会(町会)自主防災組織校区福祉委員会地区社協民生委員・児童委員ボランティアグループボランティア連絡会学校・PTA子ども会青年会婦人会大阪府社協災害対策本部(常設型の大阪府災害VC)近畿ブロック社協、全国の社協など住民組織等社協関係災害ボランティアセンターの運営イメージ行政(市町村・府・国)社協本体災害ボランティアセンター日赤・生協など災害ボランティア団体・NPO(プロボノ含む)など商工会、青年会議所(JC)、ライオンズクラブなど企業・労組など社会福祉施設(施設連絡会)、医療施設など共同募金会などその他の協働先の支援団体支援団体等ボランティアOSAKA No.102災害ボランティアセンターを常設化平時からの災害への備えを加速

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