ふくしおおさか685号(秋号)
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コロナ禍でもふれあう機会を会えない人とつながる手段高齢者にも広がるSNS非接触型の新たな交流の可能性新たな見守りや交流のカタチまずは手帳からボランティア!!んう~8昨年の緊急事態宣言以降、河南町でも地域福祉活動の自粛や中止が余儀なくされました。そんな中、河南町社協では「コロナ禍でもふれあう機会を創出したい」と“ふれあいタブレット”の活用を推進。今堂地区福祉委員会では、タブレットを活用した「お家でゆっくりいきいきサロン」を企画しました。今年3月、いきいきサロンの参加高齢者ら49世帯にタブレットが貸し出され、オンライン通話サービス「Skype(スカイプ)」を使ったビデオ通話が行われました。当日は、地区福祉委員がお散歩隊となり、一台の親機タブレットを携帯。地域を行脚しながらライブ中継を行い、個別訪問を行いました。訪問を受けた人は、親機タブレットに向けて「皆さんお元気ですか」などとメッセージを発信。参加者が近況を報告しあい、画面越しに思わず笑顔や涙がこぼれる場面がみられました。「直接会えなくてもお顔を見ることができて良かった」「これからもタブレット使用を進めてほしい」など参加者からも好評です。福祉委員やボランティアからも「高齢者は通信機器に苦手意識をもっていると思っていたが、多くの方が興味をもち参加された」「会えない人とつながる手段として、タブレットをもっと使えるようになれば、外出するのが不自由になっても孤立が防げる」との声があがるなど、確かな手ごたえを感じています。 河南町社協の金こ銅どさんは、「今後は他の地区にも広がり、普段いきいきサロンに参加していない方も自宅から参加できるようなハイブリッド型の開催ができれば」と期待を込めて話します。よると、年齢階層別のインターネットの利用状況はなっており、近年、急速に高齢者の利用率が上昇しています。の高齢者が案外抵抗なくスマホやタブレットを触っておられました。しかし、端末を渡すだけで操作が可能になるわけではありません。支援者や地域の方々がノウハウを学び、高齢者とコミュニケーションを図りながら、ていねいに説明してきたからこそ成し得たことなのでしょう。ロンへの参加をためらっていた家庭と、新たなつながりや出会いが生まれたとのエピソードがありました。子育て世代にとって、LINEなどのソーシャルメディアは対面よりも手軽で参加しやすいもの。参加へのハードルを下げる効果もみられました。総務省『令和2年度情報通信白書』に、60~69歳で2%、80歳以上で四條畷市と河南町の事例では、地域豊中市の事例では、これまで子育てサ日本老年学的評価研究(JAGES)によると、インターネットを通じて友人や家族と交流している人は、うつ発症率が減少しているとの研究結果があります。(全社協‥ノーマ社協情報2021年2月号引用)3つの事例においても、ICTやソーシャルメディアを交流のツールとして効5%と果的に活用することで、新たなつながりづくりの可能性が拓かれています。ここで忘れてならないのは、「つながりを絶やすまい」と奮闘する地域の人たちの思いであり、オンラインでも人の温もりを感じとることができる工夫があったことです。デジタルとアナログの融合こそが、地域でICT活用を成功させる秘訣なのかもしれません。【OSAKAボランティア手帳】付つき商品で2年間使用できます。(1冊400円税・10円寄付込)問合先:06-6762-9631表紙は、少しでも早くコロナが終息するよう、大空にかかる虹をイメージ。赤い羽根・寄79歳で74・90・5%、7057・取取材材後後記記河河南南町町・・今今堂堂地地区区福福祉祉委委員員会会11月中旬販売予定!タタブブレレッットトでで〝〝今今堂堂散散歩歩〟〟おお家家ででゆゆっっくくりりいいききいいききササロロンン

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