ふくしおおさか685号(秋号)
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コロナ禍でロン「ほっとるーむひよこちゃん少路」は、参集での開催を中止。もともとサロンに参加していた家庭には、手紙で気にかけていることを伝え、何かあれば連絡するよう案内していました。親子で遊べる施設などの毎月の予定や子育て相談会や講座を随時更新、0~1歳対象の子育てサ一方、サロンにも参加せず、孤立し、必要な支援や情報が届かない親子への心配の声もありました。そんな中、豊中市社協が福祉委員会にタブレットを配付しました。ICT関連に前向きなメンバーが集まったこともあり、LINEの公式アカウントを取得。令和2年5月から登録するだけで子育て関連の情報を受け取れるようにしました。社協や行政などの広報誌から、北緑丘・少路校区の情報をピックアップ。校区内の認定こども園などに足を運び、赤ちゃんが遊べる時間、安全面などを園長先生と確認することで、必要な情報を整理しました。安心して気軽に親子が集えるように発信しています。ルミ子さんは、「子育て中、どのような支援が地域にあるのかわからなかった。信頼してもらえる情報を発信して、お母さんたちが自分にあった活動や支援に気づけるようにしたい」と自身の経験を踏まえて話します。Zoomを活用した参加型オンラインサロンも開始。保育士さんの手遊びやハンカチを使った赤ちゃんの泣き止み術など多彩なプログラムが組まれています。運営メンバーの自宅キッチンでハンディプロセッサーを使った離乳食作りを中継しながら、ワンポイントアドバイス。開催後にサロンの内容をメッセージで送るなど、常にLINEを活用し、サロンへ興味をもってもらえるような工夫をしています。藤泰子さんは、「サロンへの参加には、少し勇気が必要。LINEが一歩を踏み出すきっかけになれば」と話します。  主任児童委員としても活動する大里今年の5月から、ウェブ会議サービス校区福祉委員として運営に携わる佐ほかにも、コロナ禍で閉じこもりがちな家庭が外出できるよう、認定子ども園の前でのプレゼント配布を企画。LINEで周知し、園に来てもらうことで、顔見知りでなかった親同士がつながる場にもなりました。長い間、活動している柿元晶子さんは、「ここでの出会い・経験は財産。時代に合わせながら、子育て中のお母さんに役立つ形で継続していきたい」と意気込みを語ります。ICTと対面、双方の強みを生かしながら北緑丘校区・少路校区の子育てのプラットフォームとして今後も地道な活動を進めていきます。7 子育てに必要な情報をもっと気軽に子育て経験を活かしてICTと対面暮らしに寄り添うオンラインサロン双方の強みを生かして パペットを使って行ってみようかな?と思える仕掛けに。左から、主任児童委員の大里ルミ子さん、柿元晶子さん、校区福祉委員の佐藤泰子さん運営の主体メンバー豊豊中中市市北北緑緑丘丘校校区区・・少少路路校校区区福福祉祉委委員員会会府社協 地域福祉部TEL.06(6762)9473/FAX.06(6762)9487LLIINNEE活活用用子子育育ててのの情情報報発発信信ににタップすると、過去のタイムラインの投稿を確認できる“安心と安全の福祉のまちづくりを”

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