頑張って頑張っています!います!社会福祉法人の地域貢献社会福祉法人の地域貢献パートナーからの暴言などで、緊急を要する状況で行政に相談した女性。一刻の猶予もないと判断した行政から、社会貢献支援員(以下、支援員)に連絡が入りました。精神的にも不安定で、同性の関わりが必要と考え、CSWの橋本光子さんと共に面談を行いました。橋本さんは、本人の表情や言葉から、「今は混乱し、何も考えられない状況。何とか明るい道に一緒に進んでいきたい」と支援の方策を考えました。面談後、警察の介入もあり状況は改善されたものの、将来が見通せず本人の表情は暗いままでした。橋本さんと支援員は行政と連携し、自立に向けた相談を継続しながら、本人の気もちが落ち着くまで見守ることにしました。その後、行政から紹介された就労がはじまると、社会と関わりをもつことで、本人の表情も少しずつ明るくなりました。生活も落ち着いたことから、他市へ転居し生活を立て直したいと、本人から連絡が入り、橋本さん、支援員、行政で支援会議を実施。転居に必要な費用等を生活困窮者レスキュー事業で援助しました。また、新生活がスムーズに始められるように、他市の関係機関との情報共有を行いました。橋本さんは、今回の支援から、「相手の言葉と、その裏にある思いを考え支援すること」を学んだといいます。状況が変化し、早急な支援が求められるなか、他機関と連携し専門職として本人の気もちに寄り添うことで、適切なタイミングの支援につながりました。橋本さんは、法人の基本方針の一つである「地域社会との連携、地域社会への貢献を推進します」を意識し支援しています。地域の夏祭りへの参加や、空き土地を活用した野菜の生産・販売など、普段から地域の皆さんと積極的に関わってきたことで、異業種との連携や、障がい者分野に限定しない支援の重要性を実感しています。コロナによる影響もあり、橋本さんのもとにはさまざまな相談が入ります。今後もCSWと支援員、そして地域社会と連携し、事業を展開していきたいと抱負を語りました。ようともしてくれている」と職員へ信頼を寄せています。て学べ』という考え方は、通用しないことをしっかり受け止めておく必要がある。時代の変化とともに、今の時代にあわないものは変え、めざすべき方向性を示しながら、職員とともに充実して働ける職場環境を創造していきたい」と人材育成について力強く語ります。加えて、「私たち施設職員は、『見元施設職員であり、常磐会短期大学の農の野の寛ひ治は学長は、「コロナ禍で実習の一部ができなかった学生に向けて、大学で代替授業のプログラムを皆で作ったが、実習体験を授業で正確に再現するには、やはり限界があることを痛感した」と話します。「学生が就職を決める要素のひとつとして、その施設の子ども(利用者)や職員の雰囲気がある。学生は、現場に足を踏み入れた瞬間から施設の雰囲気を感じ、現場で起こるさまざまな予期できないことを、いかに自身で対処するかを体験する。また、従来から実習先が就職先となる学生も多く、学生と施設双方にとって現場体験を受け入れる意義は非常に大きい。企業では一般的となっているインターンシップの取り組みが福祉業界にもより広がることを願う一方、現場に負担をかけるが、施設の受け入れ体制を整えることや、法人の採用戦略をしっかり立てることも大切である」とインターンシップの重要性と課題を語ってくれました。今年度の「児童福祉施設で生活する子どもたちを理解する講座」は、8月3日(火)から研修グループのホームページで受付開始します。是非たくさんの方のチャレンジをお待ちしています。研修情報をご覧ください。緊急ケースを受け止める寄り添うことでできる支援「地域社会の連携と貢献」を実践現場でないと味わえないことがある研修情報は研修情報はこちらこちら うろる「大阪しあわせネットワーク」では、地域や 関係機関と連携し、支援を行っています。今回は、入浴設備が自慢の生活介護事業所(福)豊中太陽会 サン・スマイル(豊中市/セルプ部会)の実践を紹介します。「常照園らしさ(笑顔・元気)を「常照園らしさ(笑顔・元気)をこれからも大切にしていきたい」これからも大切にしていきたい」と満面の笑みの小川施設長と満面の笑みの小川施設長11
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