ふくしおおさか2021年4月号
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コロナ機を人生の転機に昨年から、「コロナ禍」という言葉がメディアで報じられない日はなかったでしょう。今、世界中が新型コロナに翻ほん弄ろうされています。マスクは必需品になり三密を避ける生活が続いています。職場でも在宅勤務やリモート会議などのスタイルが一気に拡がってきました。ごく小さなウィルスによって大きく変形・変質しはじめた私たちの日常は、これまでとはまったく違ったものになりつつあります。「新たな常態(ニューノーマル)」と呼ばれる今の日常も、近々「あたり前の常態」になるのでしょう。今回の経営相談室だよりは、このコロナ禍をプラスに発想転換し、「コロナ“機”」という新しいチャンスとして捉えようとするものです。人生には何回かの転機があるといわれます。進学、就職、結婚、職場での異動、転職……。転機があるお陰かげで私たちの人生は広がり、高まります。なぜなら転機は刺激であり成長の糧かてでもあるからです。しかし、転機が来るのをただ座して待っているだけでは、成長にいたりません。進学のときも就職のときも、皆さんは転機を控えて勉強を重ねるなどさまざまな努力をしてきたはずです。今この時だからこそ、コロナ機を人生の転機と捉えてみませんか。リンダ・グラットンさんは著書『LIFESHIFT(ライフシフト)』で、「人生100年時代」の到来を予測しています。同書には日本で2007年に生まれた子どもの半数は107歳まで生きると書かれています。現在中学生の彼らが107歳になるのは2114年、なんと22世紀です。ちなみにドラえもんは2112年まれだそうです。彼らはドラえもんの誕生に立ち会うことになるのでしょうか?ところで人生100年というのはあくまで平均値で、さらに10年、20を全うする人もいるでしょう。たとえば今40歳の人は120歳でら110歳で22世紀にさしかかることになります。これを読んでおられる皆さんはいでしょうね。のです。年時代の人生戦略の必要性を以下のように訴えています。という3つのステージで考えてきた。しかしテクノロジーがさらに進化していく今後、私たちは2つまたは3つのキャリアを築かなければ長い人生を乗り切ることはできない。ただ、何を学べばよいのかを予測することは困難だ。重要なのは学び続けるという意識と新たなキャリア習得のための投資だ」転機が多くなることは明らかです。この機会に、数多い転機をうまく活かした独自の人生戦略を構築し、楽しく豊かな人生を築いていきませんか。年長寿、30歳の人な、22世紀に足を踏み入れる方が多グラットンさんは同書で、人生100「以前は人生を教育―仕事―引退後人生100年時代は、これまでより 11新春号で皆さまから寄せていただいたご意見、ご感想を紹介します。●自分と同じ中学生がボランティア活動をしていることや「歴史探訪」で紹介された小林佐兵衛の話がおもしろかった。(10代学生)●今回、市民後見人を初めて知り、無報酬で行われていることにビックリした。(小学生)●蓮見さんの「お年寄りも支える側にまわったり、支えられる側にまわったり、そういう自然な姿を見ながら子どもたちに大人になってほしい」という意見に共感した。(70代民生委員)●コロナ禍で改めて何気ない日常の大切さを感じました。(50代福祉ありがとうございました。施設)総務企画部:「ふくしおおさか」担当まで☎06-6762-947122世紀は決して「遠い未来」ではない人材マネジメント研究所 Compass経営コンサルタント 鈴すず記き 裕ひろ幸ゆき府社協は、多様な福祉活動を応援しています。児童福祉推進基金・ボランティアファンド助成事業公募期間4月1日~6月18日詳しくは検索府社協検 索募集!!「ふくしおおさか」では紙面に●取りあげてほしいこと●取材先(自薦他薦)などを募集しています!100年時代の人生戦略を22世紀は遠い未来ではない読者の声ココロロナナココロロ禍禍ナナをを〝〝機機〟〟にに変変ええよようう

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