ふくしおおさか1月号
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ょんうきい4本で本大屋阪とを問盛屋りのあ思げいたがい一!つに  本との出会いに「ありがとう」大阪の問屋と本屋が力をあわせて“ホンマに読んでほしい一冊”を選び、その販売収益の一部を本にして子どもたちに贈るOsakaBookOneProject(以下、OBOP)。関西一円の書店が一つになり一冊の本を販売する取り組みで、2013年の発足から7年間で約680万円分の本が府内の児童福祉施設に寄贈されました。子どもたちの「あんな本がほしい」「こんな本がほしい」というリクエストに応えて図書を準備し、プロジェクトのメンバーが直接施設まで届けています。同プロジェクトは「大阪からベストセラーを出そう」という問屋の支社長(現社長)の一言からスタート。多くの書店から賛同を得て一緒に企画を練るなかで「売るだけやったらおもしろくない。せっかくやったら社会に貢献できるものにしよう」と思いがけない展開に。車いすの寄贈など、いくつかのアイデアがだされたものの、最終的には“本を通じて社会の役に立ちたい”との意見で一致。「子どもたちに本の魅力を、選ぶ楽しさを」を合言葉にプロジェクトが始動しました。発足時から事務局を務める久保昌弘さん(日本出版販売株式会社)は、「毎年、販売促進のためにさまざまなイベントを展開しているが、昨年はコロナの影響で思うように実施できなかった。そんな逆境の中でも作家さんや書店さんの協力により、なんとか例年に近い冊数を子どもたちに贈れそうだ。子どもが1冊の本と出会う機会を、これからも届けていきたい」と抱負を語りました。今年もOBOPでは、2020大阪ほんま本大賞受賞作『たこ焼きの岸本(著者:蓮見恭子)』の売上金など約施設に届ける予定です。恩お寮りう。小学校低学年から高学年まOBOPからのべ85冊の本が贈られました。高津学園に新設されたばかりの報ほでの子ども6人が暮らす、ユニット制のお部屋を訪ねました。ら一冊の本を手にとり、リビングのソファーで夢中になって読書に(福)高津学園では、これまでに今回取材したのは、昨年6月、そこには、ズラリと並ぶ本棚か瀬せ尾お舞まさんは、「シリーズものを数冊ずふける女の子、私たちに気づくと恥ずかしそうに本で顔を隠し、キャッキャとじゃれあう女の子たちの姿がありました。毎年、選書を担当している職員の八やつ揃えたり、少し高価な科学本を購入するなど、普段はなかなか買えないものをお願いすることも。次は新しい本をいつ買ってもらえるの?と毎年楽しみにしている子どもも多い」と笑顔。施設長の松本幹み生おさんは、「本との出会いは、知識が深まるだけでなく、創造力を豊かにしてくれる。今後、本棚を整理して図書コーナーを設け、子どもたちがたくさんの本に触れる機会をつくりたい」と思い描き、感謝の気もちを言葉にしました。50万円分の図書を、府内72の児童福祉各書店では、バラエティあふれるPOPで売り場を盛りあげてくれた。写真は水嶋ニトリモール枚方店施設長の松本幹生さん(左)と、選書担当職員の八瀬尾舞さん(右)届けた本の、その先…OOsaka Bsaka Booook k OOne Prne Proojectject

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