小学校からのSOS子どもたちの笑顔地域ニーズに手をさしのべる「転校してきた子どもが、日頃の食事は給食だけのようだ」と、近隣小学校から相談が入りました。母親がうつ病で働けない母子世帯で、携帯電話も止められており、学校との連絡も取りにくい状況でした。以前、CSWの奥西和也さんが(写真)、施設に来られた民生委員・児童委員(以下民生委員)に大阪しあわせネットワークの事業を伝え、民生委員から小学校に周知。このことから、子どものようすに気づいた小学校から直接、施設にSOSの電話がかかってきました。さっそく、自宅を訪問し、食材などの緊急支援を開始。母親が外国人で言葉の壁があったため、翻訳アプリを使ってコミュニケーションをとり、課題整理と関係構築を図りました。役割分担として、学校は子どものようすの確認、行政の子ども担当課は子どものサポートと生活保護担当課へのつなぎ、CSWと社会貢献支援員は食材と住居確保に向けた支援を行いました。支援者間では、支援内容の共有と方向性の確認を密に行うことで、連携を深めました。支援を行うなかで、子どもたちの笑顔も見られるようになり、生活保護にもつながりました。奥西さんは、施設の相談業務や大阪しあわせネットワークの活動をするなかで、住民や学校との連携の重要性を感じていました。ボランティア活動や地域行事への参加を通して、地域の方が困ったときにどこに相談していいのか分からず、また大阪しあわせネットワークも広く知られていないことを実感。とくに、学校は子どもたちの状況をよく理解しており、また、民生委員には困難な相談も多く寄せられているので、連携を深めることで地域で解決できる仕組みができると考えています。「コロナ禍の中、どこにも相談できず、孤立している人がいる。今後も町内会や民生委員、学校関係者などとネットワークを構築し、地域で孤立している人に、手をさしのべることができるCSWをめざしたい」と語りました。施設に入居中および退居後の母親の相談ツールとして、平成28年11月からLINEを取り入れた相談支援を行っています。もに対する相談はもちろん母親自身の相談も受けています。前後が多く、相談しやすい環境作りのために、LINEを取り入れることに。相談を受けるだけでなく、定期的に児童手当の情報や施設行事の案内の他、(福)八尾隣保館ルフレ八尾では、子育てや生活環境の悩みなど、子ど近年、施設に入居される母親は20歳新型コロナウイルス感染症の情報発信なども行っています。開始当初は、まわりから「少し手軽すぎるのではないか」「情報漏洩など危ないのでは」という意見もありましたが、専用タブレットの使用や情報管理の徹底など何度も議論を重ねて体制を整え、相談は基本的なルールを設けて取り組んでいます。「対面で話しにくいことも、LINE では自分の意見を伝えやすい」と好評で、対応している職員も「電話や対面での相談と併せてLINEというツールが増えたことで、一層寄り添うことができるようになった」と話します。また退居後、その子どもからもLINEを通じて近況報告が届くこともあり、母子ともにつながり続けられる点も、取り入れたことによる良い変化となっています。小林施設長は「LINEは文字だけなので誤った捉え方をされてしまうこともあり、難しさもあるが統計的に見てもよいことの方が多い。今後は退居世帯のアフターケアや地域の母子世帯への支援(アウトリーチ)にも、力を入れていきたい」と、LINEはあくまで手段の一つで、これからも時代やその人に合った支援ができるように取り組んでいく意気込みを語りました。頑張って頑張っています!います!10「大阪しあわせネットワーク」では、地域住民や学校とも連携した支援を行っています。今回は、(福)健勝会 特別養護老人ホームなにわ(大阪市/老人施設部会)の実践を紹介します。入居者と職員の距離も近くなりました。 大阪しあわせネット ワークの詳細についてはこちら時時代代にに即即ししたた支支援援「「ひひととりりでで抱抱ええなないいよよううにに」」母母子子生生活活支支援援施施設設ルルフフレレ八八尾尾新新ししいい相相談談ツツーールル
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