KAERUは自社が提供するシステムとプリペイドカードを連動することで、金銭管理が苦手な方のサポートやみまもり、管理の効率化を図る事業をおこなっています。●KAERU株式会社カエル 7とってメリットがある。また現金を扱わないため、紛失するリスクなども減らすこともできる」と語ります。また、同サービスで使うプリペイドカードは、スマートフォンによるキャッシュレス決済での支払い時に使用できるよう登録しておくことが可能です。知的障がいのある20代男性は、この仕組みを利用することで、安心してキャッシュレス決済が使用でき、「『他の人と同じように買い物ができた』と、とてもよろこんでいたのが印象的だった」と高橋さんは言います。金銭管理支援においては、金融機関へ出向き、利用者の預貯金から入出金することも支援のひとつですが、そこに手続きや確認の時間がかかることも事実です。高橋さんは「このサービスを利用して効率化を図ることで、利用者とよりコミュニケーションを取れる時間が確保でき、信頼関係の構築につながる」とメリットを語ります。さらに「日常生活自立支援事業の利用待機者へのアプローチも可能となり、待機者の減少につながっていくのではないか」と期待を話します。は、「社協職員と話す機会があり、日常生活自立支援事業のことを知ったこと」と話します。届けることに時間を費やしてしまい、利用者の普段のようすや困りごとなどを聞く時間が少ない現状であること、またニーズや生活課題の変化に気づくための利用者とのコミュニケーションに十分に時間が割けていないことを知りました。が役に立つのではないか」と思ったそうです。開発のきっかけについて岡田さんその中で、日々の業務では生活費を岡田さんは「ならば、自社のシステム「この事業では利用者とのコミュニケーションが最も大切だと思っている。その一助となるために〝KAERUBIZ権利擁護〟を多くの社協に活用いただき、また課題も出してもらうことで、より利用しやすいツールに進化させていきたい」と今後の抱負を話します。信頼関係の構築につながるサービス開発のきっかけもっと利用しやすいツールに泉大津市社協 高橋 健一さん(左)と、市社協マスコットキャラクター ハートちゃん(右)KAERU株式会社のみなさん。写真1番左が岡田 知拓さん泉大津市社協 日常生活自立支援事業担当のみなさん日常生活自立支援事日常生活自立支援事
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