ふくしおおさか2025年1月号
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ズームアップズームアップ笑顔咲かせる人ZOOM UP!ZOOM UP!えてくれたのは、利用者さんの励ましや同僚のサポートです。リフレッシュは大好きな子どもの学校行事に行くこと。ひとりの買い物や、お昼寝で気分転換をしています。✿新しいことに挑戦大切にしていることは、人間性を磨くこと。相手の立場に立った発言や行動ができるよう気をつけています。また、フロアごとの部活動にも力を入れています。人手不足で個別ケアが難しいという課題に対して、園芸や体操などの部活動を通して、ケアの充実に努めています。職員の自由な発想から、みんなが楽しむことができる企画を創っていきたい。これからも府社協の研修やプロジェクトに参加し、刺激を受け、新しいことに挑戦していきたいです。本も山や彦ひ一い社長の「損得など問題では点字は今から200年前の1825年、フランスのルイ・ブライユが発明したんじゃ。今回は、1922年に創刊された毎日新聞社が発行する日本唯一の週刊点字新聞「点字毎日(愛称・点て毎ま)」を紹介するぞい。発行のきっかけは、大阪毎日新聞社(現・毎日新聞社)の新社屋完成記念事業に河こ野の三み通つ士し記者が出した提案じゃった。河野は留学先のイギリスで点字文化に触れ感銘を受けたが、当時は点字を読める人が少なく、採算が取れないと社内は大反対!しかし福祉に造詣の深かったない」という一声で「点字大阪毎日(現・点毎)」が創刊されたぞい。初代編集長には、河野とイギリスで親交があった全盲の中な村む京き太た郎ろが就任したんじゃ。ょうからうちこまとうんい5中村は創刊号で「盲人に対し、一個の独立せる市民として社会に活動するに必要な知識と勇気と慰安とを与え、(中略)眠れる社会の良心を呼び覚まさんとする」(原文ママ)と発刊の言葉を記した。新聞を通して、視覚障がい者の自立支援だけでなく、社会の意識変革を願ったんじゃ。当時はラジオもなく、視覚障がい者が情報を収集するのは困難じゃった。そんな中で点毎は毎日新聞の点訳にとどまらず、点毎記者が独自に取材した当事者向けの記事を掲載したんじゃ。内容は日々の暮らしの話題から、学びや就労に関すること、福祉制度の拡充に対する要望など多岐にわたったぞい。点毎は読者に世の中の動きを知らせるだけでなく、全国の同じ境遇の仲間同士の議論の場、情報交換の場、そして文化活動の場となっていった。点毎の点字普及活動は実を結び、点字の教科書の発行、選挙での点字投票の実現など、視覚障がい者福祉の充実に大きく寄与したんじゃ。メディアの多様化が進む中、点毎は創刊から100年を超えてもなお、当事者性を失わずに読者とともに歩みつづけているんじゃ。 このコラムは福祉の職場で働く人を紹介し、仕事や人の魅力を伝えます。 今回登場するのは、入職24年目の山下亜季さん。やりがいや今後の抱負について聞きました。✿働きながら学べる介護同居の祖母が介護が必要になり、祖母のお世話に活かせる、働きながら資格がとれる仕事に魅力を感じ、高校生で介護職を志しました。そして、ボランティアをしていたご縁もあり、卒業後すぐに働きはじめました。✿頼られることがやりがい現在は介護全般とフロアリーダーとしてマネージメントを行っています。フロアリーダーは、利用者さんの体調面の観察報告を聞き、職員の業務を把握。医務や他フロアとの連絡調整も担っています。翌月のシフトを組むことも業務のひとつです。やりがいは、頼ってもらえること。職員も利用者さんも気軽に相談に来てくれるのがうれしいです。自分の妊娠、出産、育児を見守ってくれ、優しく声をかけてくれる利用者さんを家族のように感じています。✿周囲のサポートに感謝子どもが入退院を繰り返し休んでしまうなど、リーダーとして自分が適任か悩んだこともありました。支当事者と社会をつなぐ〝点字毎日〟No.23福吉1922年5月11日発行の創刊号。表紙は点字の読み方を掲載。(定価10銭800部発行)点字毎日HPはコチラさん社会福祉法人 堺福祉会 特別養護老人ホーム ハートピア泉北 フロアリーダー山やま下した 亜あ季きvol.35ふくしを巡る自由な発想で楽しく!!

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