ず、普通に接してくれています。手話を覚えたチームメイトが他の人に手話を教えてくれているのを見ることや、他大学の人からも手話を教えてほしいと言われることも多くあり、うれしく感じています。バレーボールでも、「耳がきこえないのを言い訳にしたくない」と目で見る判断を鍛えた結果、沙也華さんは大学2年生の時にレギュラーを勝ち取ることができました。「お互いの存在がお互いを助け、乗り越える力を与えてくれている」と2人は強さの秘訣を語ります。デフバレーボールでは、高校1年生の時から日本代表として活躍しています。前回出場した2022年ブラジル大会では、日本選手団の間で新型コロナウイルス感染が広がり、準決勝まですすんでいましたが棄権することに。「デフリンピックはこれまでお世話になった家族やチームメイト、スタッフに恩返しできるいい機会だったのに本当に残念だった」とその時の気もちを2人は振り返ります。コロナ禍で悔しい思い うめもとあやかうめもとさやかデフバレーボール世界選手権(沖縄) ※梅本姉妹提供3デフバレーボールデフバレーボール女子日本代表女子日本代表キャプテン(背番号1)キャプテン(背番号1)デフバレーボールデフバレーボール女子日本代表女子日本代表エース(背番号9)エース(背番号9)Profile生年月日:2003年1月14日生まれ 出身:大阪市 所属:京都産業大学4回生一卵性双生児。父と母の影響で小学校1年生から、バレーボールをはじめる。高校は履正社高等学校、大学は京都産業大学とバレーボールの強豪校で、きこえる人とともにバレーボールに打ち込む。デフバレーボールでは、高校1年生から日本代表に選出される。2024年6月に開催されたデフバレーボール世界選手権2024沖縄豊見城大会では、チームの優勝に貢献する。梅本 綾也華梅本 沙也華
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