ふくしおおさか2022年4月号
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リアルな現場を体験新たな就職フェアのカタチ大阪福祉人材支援センターは、コロナ下でも、働きたい人と法人をつなぐため、Webを活用するなど、工夫しながら求職者を支援しています。今回は、オンラインでの職場体験ツアーと、特設サイトを開設し、YouTubeで周知した就職フェア、2つの取り組みを紹介します。感染防止対策で施設を訪問することが難しい状況の中、1月29日、「インターンシップ・職場体験ツアーをZoomによるオンラインで開催7人が参加し、(福)聖ヨハネ学園(高槻市)の障がいと高齢分野の2施設を訪問しました。プログラムは「3つの知る」をテーマに構成。講義や施設見学で「施設」を知りアの説明で「仕事」を知り、職員へ直接を知るという内容です。アセンター「ミスブール記子さんと、障がい者支援施設「地域生活支援センター光」施設長の種本浩司さんから、それぞれの施設の特徴の紹介があり、その後、認知症ケアに関する講義、た介護実践、職員の処遇改善等の説明がありました。。20代~50代の、1日の流れやチームケ質問することで「働く人」はじめに、高齢者総合ケ最新の福祉機器を活用しそして、今回の体験ツアーの目玉として、施設の居住空間を訪問して、利用者と交流。これまでは、スムーズな進行を考慮し、事前に撮影された動画を視聴しましたが、今回はリアルタイムで施設のようすを見ることにこだわりました。地域生活支援センター光では、多くの利用者の個室に訪問し、日頃の過ごし方を聞きました。カメラ越しだからみえる職員と利用者の自然な掛け合いに、信頼関係もうかがえました。参加者からは、「こだわりの居室をみることができて楽しかった」「コミュニケーションの取り方をわかりやく教えてもらえたよかった」などの感想が寄せられ、実りある学びの場になりました。瀬古さんは、「状況が落ち着き次第、利用者さんと直接ふれあえる職場体験を積極的に受け入れていきたい」と話します。3月に開催した就職フェア(以下フェア)では2部制にするなど感染予防対策を行いながら、「会って伝える」をテーマに対面で実施しました。開催前には、公式YouTubeチャンネルに新たな動画「就職フェアの歩き方」を作成・公開。新型コロナウイルス感染拡大により大学等への出前授業や当日のセミナーが実施できない中、学校から学生に周知してもらいました。出展する159法人の求人情報やPR動画等を掲載。このサイトは、フェア開催前にあらかじめ法人情報を知り、当日に効率よく法人ブースを訪問することができるというメリットがあるだけでなく、遠方や小さい子どもがいるなど参加が難しい方もこのサイトから求人情報を直接得ることができます。1月に開設した「特設サイト」には、ができ、施設の雰囲気も知ることができよかった」という声も寄せられました。オンラインによる大阪福祉人材支援センターでは、ー 8☎06 ー67629020オンライン相談も始めています。来所に不安のある方、遠方の方などに利用いただいています。問合せはコチラから9月30日まで、特設サイトは公開され、資料請求や施設見学の申し込み、個別相談のほか、直接求人へのエントリーも可能になっています。就歩につなげることが大きな狙いです。フェアに参加した学生からは、「事前に特設サイトで詳しい情報を確認回りやすかった」「サイトだけではわからなかった部分を直接聞くこと求職相談スタート106歳(最高齢)の笑顔に参加者はほっこり念ホーム」施設長の瀬古雅人材特設サイトの公開・エントリー期間は、9月30日までで職きにた向おけかたげ具で体ブ的ーなス一をWebを活用してすそ野を拡大

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