ふくしおおさか685号(秋号)
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活は、みんなの日常ではなく、介護だったと知ることができました。その介護者家族の会も、年齢層が異なるため、自分に必要な情報と合っていないように感じることもありました。自分と同世代がもっと気軽に相談できる場所ができてほしい、その思いで大阪歯科大学の濱島淑よし惠え教授と元当事者有志で「ふうせんの会」を立ちあげました。ふうせんの会は、令和元年12月に発足。コロナの影響で、翌年7月から「つどい」などを開催し、元・現ケアラーのために、気軽に話すことができる場を提供しています。参加者からは、「気もちを表にだすことができた。一歩踏み出せた。息抜きになった」ているそうです。コロナの状況によっては、オンラインでも開催しています。どこから声のみの参加も可能なため、参加しやすいメリットもあるそうです。しかし、ICTの操作に不慣れなため、進行の難しさも感じているとのこと。対面ならではの良さをオンラインでも可能にすることが今後の課題だそうです。「長い間、悩みを抱え、やっとつながった人もいることから、もっと間口を広げたいという思いもあるが、ボランティアグループの運営で、すべてのニーズを掘り起こし、対応することには体制的に難しいといった現状もある。今後は、当事者がふらっと気軽に立ち寄れ、ホッとできるような居場所づくりや、当事者みんなが明るい気もちで思い切り遊べる企画ができれば」とメンバーは抱負を語りました。自分の大切な家族を守るために、子どもは自分が犠牲になっても、家族の世話を頑張り続けます。私たち大人が子どもたちの異変に気づくために、まずは、ヤングケアラーの社会的認知をあげる必要性を痛感しました。後編(新年号)は、大阪歯科大学の濱島淑惠教授に必要な支援策について伺います。コロナ禍でも、オンラインで開催でともい参う加声でがき届、い音5孤孤立立・・孤孤独独かかららつつななががりりへへ

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